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2021.01.28

好奇心は成長のトリガー。挑戦がモットーの男が挑んだ海外HRTech!

好奇心は成長のトリガー。挑戦がモットーの男が挑んだ海外HRTech!

学生のころから新しいことにチャレンジしてきた鮫島 慎吾。そんな鮫島が就職したのは、HRTech業界の綜合キャリアグループでした。最先端のHR技術を駆使して、国籍問わず良い人材を企業に提供できるしくみとは……?“どんなことも挑戦”がモットーの鮫島が海外人材テクノロジーに奮闘する姿を描きます。

ガソリンスタンドのアルバイト経験で、接客の基礎とマナーを学んだ学生時代

子どものころから人と関わることが得意だった鮫島は、将来人に影響を与えられる仕事をしたいと思っていました。

大学生になると営業職に興味を持ち、カッコいい営業マンになって大きな商談を自分の手でまとめてみたいと将来を思い描く中、学生時代に選んだアルバイトは、ガソリンスタンドの接客でした。

鮫島 「人と接するバイトがしたくて。車やバイクも好きだったし、思う存分メカいじりができるガソリンスタンドの接客は、僕にうってつけのバイトでした。スタンドはプロ仕様の整備工具が豊富だったので、ちょっと拝借して自分の車を修理したり、いろんなカーパーツを買ってきて付け変えたり。今思えば、とんでもないバイトですね……!

学業そっちのけで車とバイクの改造に明け暮れていたので、実は大学の単位、ヤバかったんです!(笑)」

そのバイト先で、接客の基礎とビジネスマナーを学んだ鮫島。ハキハキとしたよく通る大きな声でリアクションが大きい鮫島の対応は、スタンドでも重宝されました。

鮫島 「スタンドのスタッフが、車を誘導するときに『オーライ!』といいますよね。あれは運転席の窓が閉まっていても、ドライバーに聞こえるようにいわなければならないので、見た目は簡単そうで結構大変なんです。

どうやったら声を遠くに飛ばせるか、相手に気づいてもらえるかとキビキビ動いているうちに、動作スキルを身につけました。バイトで稼いだお金は、友人と新しく発見した山間のキャンプとか、海辺のバーベキューで消えていきましたが(笑)」

このアルバイトの経験が、のちの就職活動で生きてきたと鮫島はいいます。
大勢の中でも物怖じせずはっきりと喋る鮫島は、企業説明会に参加しても人事担当者によく名前と顔を覚えてもらえました。

鮫島 「いろんな企業説明会に参加しました。メーカーや広告代理店、ディーラーとか……営業職の採用があれば業界問わず、でした。

そんな中、一際強いオーラを放っていたのがHR業界の綜合キャリアグループだったんです。そこにいた人に惹かれて、一緒に仕事をしたいと思いましたね。就職活動をしている学生に対して、会社説明も必要ですが、それだけじゃなくて人間的な魅力を表現することとか、社会人になったときの目標像を示してあげることは、本当に大切なことだと思うんです」

突然の海外事業部への異動。好奇心旺盛な性格から踏み出せた新たな一歩

HRTech業界に入社してからは、念願の営業部署に配属され、人材コンサルタントとしてさらに営業スキルに磨きをかけてきた鮫島。「何事にも挑戦」をモットーに、コンサルティング顧客の獲得に熱中して臨みます。個人成果と店舗の売上を2倍に伸ばし、店舗の主戦力として活躍しました。

そして数年後には、店舗の責任者へ。しかし、そこで落ち着く間もなく、新たな展開が鮫島を待っていました。

鮫島 「親会社であるキャリアアセットマネジメントへの異動が決まり、新しく立ち上がった海外事業部に配属されました」

突然の異動。一瞬ためらいましたが、新しいことに挑戦したいという鮫島の好奇心が勝ったと当時を振り返ります。そして鮫島は、海外人材事業という新たな領域に一歩踏み出します。

鮫島 「これまで一店舗の責任者として、売上を上げることや、数値を追うことにこだわってきました。もちろん、その基本的な考え方は変わりませんが、営業スタイルが変化しました。どんな風に変わったかというと……。

たとえば、僕が営業ではなくて、漁業を営んでいる漁師だとしますよね。最初は家族を養うために、どれだけ多く魚が釣れる釣り場を確保できるか、どれだけ他の漁師より早く魚を釣れるか、という釣りスタイルをしていました」

しかし、あるとき、自分の家族だけではなく、親戚一族や若手漁師、見習い漁師、その家族までも養わなければならなくなり、これまでの釣りスタイルでは、到底この大所帯を養えないと気づきます。

鮫島 「それから、どれだけ大きい網を広げてたくさんの魚を一斉に捕ることができるか、という網漁スタイルに変えました。どんな人をどこに配置して、どんな網を用意して、どのタイミングで網を引き揚げるか……。的確な指示と、タイミングが重要になってきます。そして、さらに養う仲間の数が増えていくと……」

鮫島は、こう続けます。

鮫島 「ここまでくると、もう天候や季節に左右される網漁だけでは賄えなくなってきます。
捕れた魚を加工して販売できるようにする。天候や時期によらず一定の売上を上げられる加工技術や流通技術を高めていくようになります。

これはグループ代表からいつも教わっているたとえ話ですが、漁業が釣り師、網漁、加工、物流と変化するのと同じように、僕の営業スタイルも新しい形態へと変えていかなければなりません」

外国人材と働きやすい社会を目指して。ライフサポートというサービス開発

そうして、鮫島は一個人の営業力を上げるために、売れるサービスの開発や構築をすることに注力するようになります。

しかし、そんな中でも鮫島個人の考え方として、決して譲れないことがありました。

鮫島 「まずはどんなサービスでも、自分が開発したサービスは自分自身で売ってみるということ。今まで以上に、“結果を出す”ということにシビアになりました。売れない人がつくったサービスは売れないし、売れない人に指示されても誰も指示に従わないでしょう。

このサービスを売っていこうと音頭を取る以上、自分自身が売れる人であること、結果を出す人でなければなりません。とにかく今は、目的に向かって全力で取り組んでいます」

2020年現在、鮫島が開発しているサービスはライフサポートという外国人材に関わるものです。日本へ渡航した外国人技能実習生や、日本で働く外国人材の生活面、メンタル面を支援サポートしています。

通常、企業が外国人技能実習生を雇い入れたいと思ったら、多くは監理団体や送出し機関など、間に入って管理を行う団体を通して雇用します。

鮫島 「監理団体というのは企業団地の組合や漁業組合などにあたりますが、実習生を雇用する際に必要な行政書類を作成したり、フォローをしたりします。ただ、これも監理団体によって対応が異なるので、積極的に企業のフォローを行う団体や、そうでない団体もあるのが現状なんです。

企業が、管理団体に頼らず単独で実習生を雇い入れようとしても、あまりフォローがない団体に遭遇してしまっても、行政への手続きや実習生の管理で非常に多くの工数がかかってしまいます」

日本人でひとり採用するのにも大変なのに、暮らしてきた環境や言語が違う外国人を採用して職場で生かしていこうとしたら、会社がかかる工数や人事担当者の心労は計り知れないと語る鮫島。

鮫島 「その工数を削減し、人事の心労を取り除いてあげるのが、僕たちの開発するライフサポートです。企業が利便良く、継続して海外人材を活用していくためのサポートなんですよ」

海外HRTechへの挑戦はこれからも。未開の土地開拓の中で見いだした楽しさ

鮫島 「このサービスは、僕たちが企業へコンサル営業をしていて、実際に出てきたニーズです。これがあったら便利だねということをプランごとにサービスにしました。

こうしてできたライフサポートは、組み合わせ可能な4つプランになりました。
(1)インフラの代行(2)教育コンテンツ提供(3)社宅巡回(4)24Hコールセンターです。
海外の人材活用は、日本人の雇用活用と少し角度が違います。社会的にあまり知られていないと思うので、これからどうやって知ってもらうかは僕たちの役目です」

ライフサポートはさまざまなサービスと連携し、今後さらに進化していくと鮫島はいいます。海外人材のテクノロジー化は進み、ピッチを上げてデジタルに変換されていきます。

鮫島 「動画やチャット、AIを活用したFAQを構築して、WEB上で有益な情報を発信していきます。そのためのツールとして「GMS」というサイトを立ち上げました。

「GMS」では、社労士や行政書士が法律の専門的見解を踏まえて、相談に答えてくれるという画期的な企画があります。

こういったしくみを通じ、これまで取引がなかった業種にもサービスの拡販を図っていきたいと思っています。今のうちに営業ソースや、展開ソースをつくっておきたいですね。

ライフサポートを通じて、できることや、やろうとすることが山積みです。大変だけど、毎日が本当に充実していて楽しいです」

鮫島は海外人材テクノロジーの開発という、未開の土地開拓の中にも楽しさを見いだしています。

鮫島 「僕が海外事業部に配属されて、いろいろな人と話をする中で、求められているのはグループ全体が売れるしくみをつくることなんだな、ということがわかって。さっきの漁師の話ではありませんが、個人が売れるということだけは不十分です。だけど、自分が売らなくていいということじゃないので、率先して売りますよ!(笑)

僕は、好奇心が旺盛なので、やったことがないことをやってみたいし、見たことないことがないことを見てみたい。そういうのが、すごく好きなんです。

なので、今、未経験のことをやらせてもらえる環境は、本当にありがたいことだと思います。当然、失敗とか行き詰まることもあるんですが、そんな体験を含めて、新しい経験を楽しんでいきたいです」

成長とは、できないことができるようになること。できるようになるためには、できないことでもやってみること。

関わるすべての人に、今まで見たことがないような景色を見せてあげられるように。新しいことに挑戦して、ひと回りもふた回りも成長してきた鮫島の海外HRTechへの挑戦はこれからも続きます。

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