2019.09.04
「あなたに出会えて良かった」そう言われる人材になるために、求め続けた成長
キャムコムの中の人たち

綜合キャリアグループに2008年に新卒で入社した小磯公(こいそ あきら)。それからおよそ10年。2019年現在では稲沢店の責任者を務めています。彼はなぜ綜合キャリアグループに入社を決めたのでしょう。そして、そこから何を得て、何を見据えているのでしょう。小磯のこれまでと、今後の展望をご紹介します。
人懐っこい笑顔を見せる小磯。とても人見知りだったとは思えない
幼い頃から人見知りで緊張しいだったと言う小磯。そんな小磯が、人と関わる人材業界というフィールドを選んだきっかけは──。
小磯 「居酒屋でアルバイトをしていたんですけど、4年間ずっと同じ場所で働いていたので、後半の2年間はキッチンのほかに、学生ながら店長代理を任されていました。昔から人と関わるのは得意ではなかったんですが、バイトの接客をしているうちに人と話すのが楽しくなってきたんです。今この話をすると嘘だろと言われるんですけど(笑)」
4年間続けた大学時代のアルバイト。そこで得た成長は小磯に、「卒業後は人と関われるような仕事を」という漠然とした将来へのビジョンを描かせます。
そして、そのビジョンに沿うようにして始めた就職活動。重要視したのは、自分自身の成長をどれだけ得られるか、ということ。ただ与えられたものをこなすような仕事でなく、働くことを通して自らが考え、成長できる環境を求め、さまざまな企業に目を向けました。
そこで出会ったのが、綜合キャリアグループだったのです。
小磯 「会社説明会で社員の方とお話をした時に、本当に活気があって、みんな生き生きしていたんです」
働いている社員の姿に自らの理想を見た小磯。ここでなら自分もそうなれるのではないか、輝けるのではないかと直感しました。加えて、そこで交わした社員との会話も非常に印象的だったと言います。
小磯 「『なぜそんなに輝けるんですか?』と質問した時、『無形商材を扱う当社では、社員自身が商材だからね! それに、日本一利便性の高い人材会社になるためには、まずは自分自身が日本一利便性の高い人材にならないと。私たちは常に自分たちの社会人力を高めるトレーニングをしているんだよ』とある先輩社員が答えてくれたんです」
社員力に自信がある綜合キャリアグループであれば、自分自身も絶えず成長し続けられるのではないかという想いから、小磯は当社への入社を決意しました。
ぶち当たった大きな壁。だけどそれが現在につながっている
▲断られても足を運ぶこと。あきらめずに続けることが大切
「成長したい」という情熱から人材業界へ。希望を胸に綜合キャリアグループに入社した小磯でしたが、さっそく壁にぶち当たります。
入社1年目を迎えたその年に、リーマンショックが日本経済を襲いました。当時新規顧客開拓のチームに在籍していた小磯は、毎日50件以上の企業様への電話掛けでもすべて断られ、飛び込みで訪問しても門前払いを受けます。
小磯 「あれだけ行っても、まったくチャンスをもらえなかったので、『正直意味あるのかな?』という葛藤が自分自身の中でもありました。各企業でも減産決定が出てばかりでしたので、今人を増やそうとする企業はほとんどないだろうと決め付けていましたね」
そんな小磯が、考えを改めるきっかけになったのが当時の先輩の行動でした。
小磯 「私はそんな考えを巡らせているそばで、先輩が外に出続けている姿があったんです。
気になって、『断られるとわかってても電話掛けたり、訪問したりするのって意味あるんですかね?』って聞いたら、その先輩が『少ないチャンスでも可能性が出るのであれば、他社より多く足を運ぶことが大切。すぐに効果は出なくても、顔を覚えてもらうことで必要になった時すぐに声を掛けてもらいやすくなるからな』って言ってくれたんです。
その言葉や姿勢を見て、目の前の損得ではなく、あきらめず続けることが大切なんだと気づきました」
そんな小磯も今や稲沢店の責任者。しかし、その業務はチームをまとめることだけに留まりません。大事にしているのは、あくまでも現場主義であり続けること。
小磯 「責任者といっても、メンバーに指示を出すことが仕事ではないと思っているので、店舗で一番動くプレイヤーであること、自らガンガン切り込んでいくことを大切にしています。具体的には、企業への人材の提案のほか、採用代行の支援、社員の教育研修といったコンサルティングも行います」
幅広く業務を行うことで店舗や社員の状況を肌で感じ、動くことができる。小磯の責任者としてのスタイルはスピード感と力強さに溢れています。そして、これからも小磯はまだまださまざまな施策を行っていこうという腹積もりなのです。
小磯 「稲沢店は開設して約2年と歴史の浅い店舗なので、まだまだエリア開拓や新規営業も奥行きがあると思っています。当社に興味を持ってくれる会社が増えるように、いろいろな話の切り口を常に忍ばせています」
“人”と関わる業界だから感じた苦労と、得られたやりがい
▲人対人に「こう言ったらOK」というマニュアルはありません
無形商材を扱う、特殊な業界である人材業界。責任者にまでなった小磯でも、いまだに仕事に対して難しさを感じると言います。
小磯 「企業様と求職者さんをつなぐ、どちらも “人 ”を相手にするところに難しさを感じます。時には板ばさみになることもありますよ」
人材業界では、企業と求職者のどちらとも信頼関係を築かなくてはなりません。そこに至るまでの過程では、機械やデータを相手にするのではなく、人を相手にするからこそ、絶対的な正解がないのです。
小磯 「『人と関わる仕事』と言うと笑顔で溢れた楽しそうな仕事に見えるかもしれません。しかし、会話ひとつとっても人によって受け取り方は違うので『こう言ったらOK』というマニュアルはありません。マニュアル対応になった瞬間、『担当者が事務的で冷たい』とも言われますので、親身になって企業、求職者とコミュニケーションを取らないとだめです」
しかしその反面、人と関わる業界であるからこそのやりがいもあるのだと、小磯は言います。それは、お客様からの感謝です。
小磯 「関わりのある企業様や求職者さんから『ありがとう』と感謝されることが嬉しいですね。とにかく話を真摯に聞いて対応することを心掛けているので、『小磯さんにお願いして良かった』『御社に決めて正解だった』という言葉をいただくと、やってて良かったと思います」
お客様に真摯に向き合うことでつくり出せた“自分だから” “綜合キャリアだから”生み出せた価値。それを実感できた時の充足感は、小磯にとって大きなモチベーションになっています。
また、綜合キャリアは複数のグループ会社を持っており、それゆえに提供できるサービスにも幅が生まれる──選択肢が多いことも会社の魅力であると、小磯は考えているのです。
小磯 「当社には複数のグループ会社があり、連携によって人に関わるあらゆるサービスを提供できるんです。企業ごとに抱えている課題はさまざまですが、その企業に対してどんな提案ができるのか考える楽しさもやりがいにつながっています」
「あなたに出会えて良かった」そう言われる人材になるために
▲「小磯さんと出会えて良かった」と言ってもらえる仕事をしていきます
これからどのような仕事をしていきたいか。また、どんな会社にしていきたいかという具体的なビジョンが、小磯にはあります。
小磯 「今いる稲沢店でエリア No.1のシェアを獲得することが直近の目標です。そしてその先には、顧客企業の成長を支援できるような新たな HR領域のプロダクト開発に携わっていきたい」
そして、自分が働いていく上での目的意識についても小磯は言及します。
小磯 「入社理由で綜合キャリアグループは『絶えず成長し続けられるフィールド』だと感じたことを挙げましたが、その時から私の当社で働く目的は一緒です」
店舗を、会社を大きくするために能動的に動き続ける。会社とともに成長していこうという前向きなバイタリティが、小磯を今なお突き動かしているのです。
では、どこへ向かって成長していこうと考えているのでしょうか。小磯は明確な目標を持っています。
小磯 「クライアントから、求職者の方々、そして、社内の仲間。出会う人すべてに『小磯さんと出会えて良かった』と言ってもらえるような仕事をしたいと思っています」
そのために小磯が意識していることは──。
小磯 「理想を実現するために、日頃から気を付けていることは『依頼を断らずに、できる方法を考える』ということです。何か大きなことをやろうとするのではなく、小さなことの積み重ねから、大きな成果を出す。常に自分自身のなりたい姿や働く目的を心に留めて、仕事に取り組んでいます」
小さなことでも、お客様と真摯に向き合い、解決策を模索する。成長を追い求め続ける小磯のキャリアは、これからも続いていきます。
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この記事を書いた人
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