採用コラム
2016.11.24
エンプロイアビリティとは「会社に都合のいい人材になれ」ってことじゃない!
就活バイブル

元気ですかッ!元気があれば何でもできる。というか、元気がなければ就活はできないッ!!
元気は就活を成功させる必要条件!
というわけで、私・SHU@SPARK新卒採用チームは、今日も暑苦しいばかりに元気いっぱいです!
さて、皆さんは「エンプロイアビリティ=employability」という言葉をご存じですか?
最近、就活生はもちろん、広く一般のビジネスパーソンに知られるようになってきた重要なキーワードです。
エンプロイアビリティとは、直訳すると「雇用される能力」。エンプロイメント+アビリティということですね。
SCGもエンプロイアビリティを非常に重視しています。詳しくはこちらを見てください。
ところで、エンプロイアビリティという言葉は、ちょっと誤解を招きやすいデリケートな言葉でもあります。
学生の皆さんの中にも、「要は会社が使いやすい社畜に徹しろってことかよ」などと、斜に構えてしまう人もいるのではないでしょうか。
しかし、そんなことは決してないのです!!
ここでは、エンプロイアビリティという必須キーワードの意味を正しく理解し、就活力、そしてビジネスパーソンとしての自分の価値を最大化するという考え方を学びましょう!
エンプロイアビリティの意味
エンプロイアビリティを直訳すると「雇用される能力」だと書きました。
別の言葉に言い換えると、「労働者が就職・転職に困らない(良い条件で採用される)よう、労働市場で高い評価を得られる能力」ということです。
つまり、エンプロイアビリティを磨いておけば、好きな会社にいい条件で入れるというわけです。
エンプロイアビリティの具体的な能力
では、エンプロイアビリティとは具体的にどんな能力なのかを考えていきましょう。
- 新卒で、入りたい会社に好条件で採用される
- 必要なら高条件で速やかに移りたい会社に転職できる
- 会社内で、好条件で雇用され続けることができる
この3つを備えている人が「エンプロイアビリティが高い人」ということになります。
例えばあなたが営業職を希望するなら、「商品/サービスを売るスキル」は当然必要ですが、それだけではエンプロイアビリティが高いとはいえません。
- 営業職として望ましいコンピテンシー(高業績者の思考・行動特性)を身に付けているか?
- 会社の中で、上司やほかのメンバーと協調して気持ちよく働けるコミュニケーション能力があるか?
- 企画力や改善提案など、会社の競争力を高めるための付加価値が発揮できるか?
- チームの一員として、みんなでひとつの目標に一丸となって取り組むチームワーク力があるか?
- チームを率いるリーダーシップがあるか?
- ビジネスパーソンとして、どこでも通用するコンプライアンスや教養・常識・マナーを身に付けているか?
などが、具体的なエンプロイアビリティの要素といえるでしょう。
エンプロイアビリティ≠「会社に都合のいい社畜」
こう書くと、「はいはい、そういう優等生で行儀のいいお利口さんなら、どこの会社でもほしがるってわけね。つまり、会社に都合のいい社畜になりきれっていうわけね?」などと、ネガティブに受け止める人もいるかもしれません。
その気持ち、僕はとてもよくわかりますッ!!
「社会人になっても自分らしさを失いたくない」「自分らしく働きたい」「会社の言いなりになりたくない」「会社に都合のいい価値観を一方的に押し付けられたくない」。
そう考えるのは人間として当たり前のことです。
しかし、エンプロイアビリティとは、そんなセコい考え方ではありません!
「自分が主役」の就活ができる!
例えば、メジャーリーガーのイチローを例に挙げてみましょう。
彼のような超一流のアスリートは、どんな環境であっても自分のベストスキルを発揮できるよう、常に準備やトレーニングを欠かしません。どんな国・地域で戦おうと、時差があろうと、体調やフィールドコンディションが悪かろうと、一切言い訳しません。言い訳をしても、結果や自分への評価が変わることはないからです。いや、むしろ言い訳することによって、自分への評価は下がります。これはテニスの錦織圭や、サッカーの本田圭佑などにも共通することです。
そして、イチローの場合はマリナーズ、ヤンキース、マーリンズとメジャーリーグ球団を移籍してきましたが、いいシーズン・悪いシーズンはあっても、常に高い成果を出してきています。
また、振る舞いや言動も「さすが超一流!」とリスペクトされてきています。
しかしこれは、「イチローがすごい人だから。人格者だから」というような簡単な理由ではありません。
「超一流を目指すならば必要とされること」を、1つひとつ身に付けてきた結果、自然にそう振る舞うようになったのです。
どんな環境・状況に置かれても結果を出し、周囲からリスペクトされる存在になる。周囲にいい影響を与える。
だからこそ、彼をほしがる球団が数多くあり、ここまでキャリアを重ねることができたのです。
「野球さえうまければ、ほかのことはどうでもいいだろう」といった不真面目で傲慢な姿勢では、ここまでメジャーリーガーとして活躍を続けることはできなかったに違いありません。
つまり、イチローは野球選手としてのエンプロイアビリティが世界最高水準にあるということです。
自分の能力を磨き、どんな環境(会社・部署)でも結果を出せるよう、準備・トレーニングする。
常に謙虚に振舞い、周囲から好かれる・頼られる人になる。
自分の使命を理解し、期待に応えられるよう全力を尽くす。
これが社会人としてのエンプロイアビリティです。この能力さえあれば、会社の都合に関係なく「自分の都合で会社を選べる」「どんな会社からも歓迎される」という、「自分が主役」の就活が可能になるのです。
エンプロイアビリティを徹底的に磨こう!
就活中の皆さんは、将来の転職のことなど考えていないでしょうが、終身雇用制度が崩壊した現代の日本、新卒で入社した会社に一生勤め続ける人のほうが少数派になるかもしれません。
ほかにやりたい仕事が見つかったり、会社の業績がきびしくなったり...。あなたが望むかどうかは別にして、将来転職しなくてはならなくなったとき、高いエンプロイアビリティを身に付けておくことで、転職先に困ることはなくなります。
逆にエンプロイアビリティが低いと、魅力的な会社に就職することができません。また、いくら会社や職場に不満があっても辞めることができず、ストレスを溜め続けながら会社にしがみつく生き方しかできないのです。
そんな生き方が「自分らしい」といえるでしょうか?
ビジネスパーソンにとって、エンプロイアビリティは最強・最大の武器です。
就活対策の一環として、エンプロイアビリティを徹底的に磨きましょう!
綜合キャリアグループのコトとヒト、もっと知ってほしい!
企業研究をしているあなたにぜひ読んでいただきたい、綜合キャリアグループ社員インタビュー集です。 様々な職種から仲間の声を集めました!
この記事を書いた人
人財開発部 新卒採用チーム
綜合キャリアグループの人事部。採用と教育を担う部門。選考情報や就活情報を本音で提供します!!

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